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11月定例県議会 代表質問

11月定例県議会 代表質問

昨日は11月定例県議会、代表質問でした。
今議会では、24年新年度予算編成、流域治水政策、TPP問題、そして行財政改革など
8項目にわたり、岩佐議員が知事の姿勢を質しました。
新年度予算編成では、「住み心地日本一」を目指すための8つの重点項目を中心に
県民の生活向上を目的に取り組む旨の姿勢を示されました。
歳入(入ってくるお金)をどう増やすか、また歳出(出ていくお金)をどう減らすか
という具体的、且つ実現性のある発言がみられなかったのが残念でなりません。
行財政改革の一環でもある職員待遇の問題や、歳入を増やすための施策など明確に
示さなければ所詮どんな言葉を並べても県民には響かないのではないでしょうか?

どんなことにも障壁というものは必ずあります。
そこに壁があるから無理だと諦めてしまえば、決して乗り越えることは出来ないのに
県民のために乗り越えてやる!という強い信念が私には見えてきません。
特に事業で様々な困難に直面し、そのたびに頭を抱えながら取り組んできた私としては
今の県財政に取り組む知事の姿勢に異を唱えたいと思います。

そして流域治水対策について、県では今「地先の安全度」という言葉のもと、河川域の
安全度を示し、想定内外の雨量があった場合にどの部分が破堤、つまり堤防が決壊し
どのような形で水害が起こるかというシミュレーションを行い、流域住民の生命をいかに
守っていくかという方針で取り組んでいます。
これ自体に何ら異論はありませんし、是非そうしたソフト面での情報整理と県民への周知を
していただきたいと思っています。

ただ、財源がないから河川の中の対策はしない(担当部局はそうではないと言っていますが・・・)
つまり堤防を強化したり、河床の浚渫、立木の伐採などのハード整備は極力抑えたいという
姿勢が見えてきます。
言いかえれば大雨が降ったらとにかく逃げてください、と言うだけで県民の生命、そして財産を守る
べき行政の役割を放棄しているようにも映ります。
財源には限りがあります。100%これで安全という保証はありません。ただ少なくとも
流域に住む住民の皆さんの思いは受け止めるべきだと考えますが、皆さんはいかがでしょうか。

TPP問題について、これは明確に反対されました。
農業のみならず、医療や保険を含めて20を超える分野について国益にかなうのかが明確ではない
わけですから、正確な情報のもと議論していくべきだと考えています。

他にも他会派からの質問も含めて昨日は18時まで活発な論戦が行われました。
私自身これで3回目の議会でしたが、来週からの一般質問に立たせていただきます。
今回4項目を予定しており、ただ今質問の原稿を作成中です。
しっかり取り組みたいと思っています。

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