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第29回 北方領土視察団に参加してきました。
2011年10月24日
第29回 北方領土視察団に参加してきました。
投稿者:目片信悟 テーマ:その他の話題 全般 2件のコメント
10月18日から22日まで、第29回北方領土視察団の一員として、北海道に行ってきました。
初めての北方領土視察です。
以前からこの問題について私なりに問題意識を持っていました。中学生の頃、我が国固有の
領土であるはずの北方4島が旧ソ連に占領されているということに憤りを感じていたのが
始まりでした。
最初に根室市において、議会関係者、行政関係者、そして元島民の方々をはじめとする関係団体
の皆さん方との意見交換、交流をいたしました。
過去からの経緯や今の現状、そして今後の取組など様々はお話をお聞きし、決して根室をはじめと
する北海道だけの問題ではないと、改めて強く感じました。
私たちは今の平和な世の中で失いつつあるものをもう一度見つめ直す必要があるのかもしれません。
北方領土のみならず尖閣問題、竹島問題など近年特に領土に関わる事案が目に付くようになってきました。
私たち日本の国益を守ると同時に、関係諸国と良好な関係を構築する、そうした努力をこれからも続けて
行く必要があると考えます。その為には、ひとりひとりがそうした問題を意識していくことが大切
だと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
今回は船で国境線にほど近いところまで視察に行きました。
本当に、すぐそこに国後島がありました。目の前に、です。これが異国の地であるとは想像できません。
過去には祖父が病気のため、代わりに漁に出た高校生が拿捕された事件もありましたが、そうした事件が
後を絶たないのも現地を見ればよくわかります。
少しでも早い解決に向けて、政府もより強力に取り組んでいただきたいと思います。
また北海道議会においても様々な意見交換もさせていただきました。
道議会には北方領土対策委員会が設置され、関係諸団体とも緊密に連携を取りながら対策をとっておられます。
特に滋賀県は返還要求運動には大変熱心に取り組んでいただいていると感謝の言葉もありました。
よりそうした動きが全国各地で広まることを思うばかりです。
根室から札幌へ向かう道中、夕張市役所を訪問いたしました。メロンや映画「幸せの黄色いハンカチ」などで有名です。
ここで今春市長になられた鈴木夕張市長と懇談しました。30歳の大変バイタリティーある、聡明な市長さんです。
皆さんもテレビ等でご存じだと思いますが、東京都から派遣職員として再建のため赴任してこられ、その後の市長選で
初当選されました。
なんと言っても明るく元気の良い市長さんです。市の財政運営は大変厳しい状況の中、頑張っておられます。
炭坑の閉山に伴う整理やその後の観光産業への過度の投資が今日の夕張を作ったと仰っていました。
財政の健全化のために様々な取組もされていますが、すぐに結果が出るものではないと思います。
ただ、市長自らが町へ出向き住民の皆さんと意見交換したり、また全国から派遣職員さんを募集されていますが
これも自治体間の交流をすることで相互の行政向上に役立つとの思いで積極的に取り組んでおられます。
各市・町の方、検討されてはどうでしょう?
なんと言っても65歳以上が44.3%という日本一高齢化率が高い夕張市。人口も1960年代11万人あったのが
今では1万人少し。鈴木市長の手腕に期待すると同時に、私個人としてもわずかでも出来ることがあれば取り組みたいです。
コメント
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目片信悟
(めかたしんご)
詳細プロフィール
- 滋賀県議会議員
- ・常任委員会:総務・企業常任委員会
- ・議会運営委員会:議会運営委員会
いつもホームページ拝見させていただいております。
今回北方領土を視察されたとのこと。お疲れ様でした。
(機会があれば是非訪問したいとおもっております。)
私も、中学の社会の授業で、北方領土は旧ソ連の占領と習い憤慨していた1人です。
今、日本の周辺海域では、尖閣、竹島等の問題。
国益というものを真剣に考えなければならないと感じています。
記憶に新しいのは中国漁船の衝突事件!
・・この後の政府の対応・・!!
よく国論とは?で言われるのが、人があり国なのか、国ありて人なのか!
いわれますが、人もあり国もありだと思います。
大事なのは、「現実の問題に目を背けず」だとおもいます。
はたして、北方領土の場合はどうでしょうか、国民一人一人が現実の問題として、関わってきたでしょうか?
過去を検証し、時代に即した外交戦術を政府には望みます。
同時に、国民世論に火をつけるのが、議員では・・・。
期待しております。
2011年10月24日8:47 PM | 投稿者:町内会
ありがとうございます。
心強いコメントに感謝します。
一地方議員であっても、遠い地のことであっても、常に強く思い行動していきたいと思います。
2011年10月25日5:21 PM | 投稿者:mekata