テーマ:安全・防災・地域
2011年10月31日
TPP
昨日、TPPについての見解を求めるご意見を頂戴しました。
結論から言いますと、私は参加には反対の立場です。
今、最も議論になっているのは農業についてですが、それ以外に23の分野においても
同様の措置がとられることになります。
確かに、経済的立場でのみ論じると関税撤廃による競争力の向上が図られるかも
わかりませんが、反対に農業などにおいては外国産が台頭し、国産品が消費されなくなり
生産者が減っていく状況になれば、将来日本を除く世界では人口増加が予想される中
深刻な食糧難になる可能性があると考えます。
確かに、今現在大半の食料を輸入に頼っている現状がありますが、今以上の打撃を生産者は
受け、また将来の展望が描けない事態になってしまいます。
現在、そして将来の食糧事情を考えると、抜本的に日本の農水産業を成長させなければ
ならないと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
やはり世界に対しての競争力と自給率を考えた生産力をしっかりと構築していかなければ
今のまま参加してしまったら取り返しがつかないと思います。
輸出産業の観点からも私は日本の技術が衰えたとは思っていません。
戦後、我が日本は海外に対し諸条件が整わない中、ものづくり大国として資源がないハンデ
を知恵と技術で乗り越えてきた歴史があります。一昔前、日本ブランドは世界をリード
してきたことは世界の人々が知っています。
日本の農業も世界を相手に商売していくシステムを今後構築していく、その為の政策を実行し
また日本の技術も今まで以上にレベルアップ、スケールアップさせるよう努力すべきです。
やはり日本は「1番」を目指すべきなんです。2番では他国において行かれるのは当然です。
その為には「ものづくり大国日本」を実現できる人材も併せて育成していく必要があると考えます。
また、日本の風土や歴史にあった制度を大切にしながら、世界と対等以上に戦える戦術と戦略を
持って諸外国のペースに惑わされず、これからの外交を政府には求めたいと思います。
2011年10月24日
第29回 北方領土視察団に参加してきました。
投稿者:目片信悟 テーマ:その他の話題 全般 2件のコメント
10月18日から22日まで、第29回北方領土視察団の一員として、北海道に行ってきました。
初めての北方領土視察です。
以前からこの問題について私なりに問題意識を持っていました。中学生の頃、我が国固有の
領土であるはずの北方4島が旧ソ連に占領されているということに憤りを感じていたのが
始まりでした。
最初に根室市において、議会関係者、行政関係者、そして元島民の方々をはじめとする関係団体
の皆さん方との意見交換、交流をいたしました。
過去からの経緯や今の現状、そして今後の取組など様々はお話をお聞きし、決して根室をはじめと
する北海道だけの問題ではないと、改めて強く感じました。
私たちは今の平和な世の中で失いつつあるものをもう一度見つめ直す必要があるのかもしれません。
北方領土のみならず尖閣問題、竹島問題など近年特に領土に関わる事案が目に付くようになってきました。
私たち日本の国益を守ると同時に、関係諸国と良好な関係を構築する、そうした努力をこれからも続けて
行く必要があると考えます。その為には、ひとりひとりがそうした問題を意識していくことが大切
だと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
今回は船で国境線にほど近いところまで視察に行きました。
本当に、すぐそこに国後島がありました。目の前に、です。これが異国の地であるとは想像できません。
過去には祖父が病気のため、代わりに漁に出た高校生が拿捕された事件もありましたが、そうした事件が
後を絶たないのも現地を見ればよくわかります。
少しでも早い解決に向けて、政府もより強力に取り組んでいただきたいと思います。
また北海道議会においても様々な意見交換もさせていただきました。
道議会には北方領土対策委員会が設置され、関係諸団体とも緊密に連携を取りながら対策をとっておられます。
特に滋賀県は返還要求運動には大変熱心に取り組んでいただいていると感謝の言葉もありました。
よりそうした動きが全国各地で広まることを思うばかりです。
根室から札幌へ向かう道中、夕張市役所を訪問いたしました。メロンや映画「幸せの黄色いハンカチ」などで有名です。
ここで今春市長になられた鈴木夕張市長と懇談しました。30歳の大変バイタリティーある、聡明な市長さんです。
皆さんもテレビ等でご存じだと思いますが、東京都から派遣職員として再建のため赴任してこられ、その後の市長選で
初当選されました。
なんと言っても明るく元気の良い市長さんです。市の財政運営は大変厳しい状況の中、頑張っておられます。
炭坑の閉山に伴う整理やその後の観光産業への過度の投資が今日の夕張を作ったと仰っていました。
財政の健全化のために様々な取組もされていますが、すぐに結果が出るものではないと思います。
ただ、市長自らが町へ出向き住民の皆さんと意見交換したり、また全国から派遣職員さんを募集されていますが
これも自治体間の交流をすることで相互の行政向上に役立つとの思いで積極的に取り組んでおられます。
各市・町の方、検討されてはどうでしょう?
なんと言っても65歳以上が44.3%という日本一高齢化率が高い夕張市。人口も1960年代11万人あったのが
今では1万人少し。鈴木市長の手腕に期待すると同時に、私個人としてもわずかでも出来ることがあれば取り組みたいです。
2011年10月24日
第37回日本PTA近畿ブロック研究大会に参加してきました。
投稿者:目片信悟 テーマ:特色ある人材育成(学問、スポーツ、文化、芸術) コメントはまだありません
平成23年10月16日、京都府福知山市で開催されましたPTA近畿ブロック研究大会に
大津市PTA連合会の一員として参加しました。
当日は天気にも恵まれ、夏の全国研究大会とは違い過ごしやすい気候でした。
今大会のスローガンは「子どものためにドッコイセ」 家庭は心のふるさと ~Pーtach~
そしてこのテーマのもと、”いのち”の大切さを家庭や地域で育み、親と子が共に幸せに
生きていける社会の実現を目的に開催されました。
私たちは特別第2分科会に参加し、生きることやいのちについて尾角光美氏を講師に迎え
「子どもたちに伝えたい いのちのメッセージ」と題し、亡き母へのメッセージをピアノ演奏
の中、朗読をされました。
いろいろな形で命を失われた母親に対する残された者のメッセージ。
失って初めて気づくこと。
さまざまな想いをひとつひとつの言葉で綴られたメッセージに、涙する方も大勢おられました。
先の大震災で子どもを亡くされた方、また親を亡くされた方、また今日の社会情勢の中、自ら
命を絶った方、また思いがけない病で心ならずも旅立った方など、改めて命、そして親と子の
絆を考えさせられる講演でありました。
全体会では「子どもたちに伝えたい幸せになる3つの法則」と題し、木下晴弘氏による記念講演が
行われました。
こうした研究大会をはじめ、PTAではさまざまな研修や交流事業を開催されていますが、残念ながら
参加者も限られている状況です。現在の社会状況は今まで以上に大変複雑になってきているようにも
思いますし、私たちも保護者として、子どもの将来のために何が出来るか、また何をするべきかを
判断する知識を少なからず持たなければと考えます。
話は少し変わりますが、
今、滋賀県では県立高校の再編問題がクローズアップされ、県内でも様々な議論がなされているところです。
私自身はこの再編問題についてはもう少し時間をかける必要があると考えています。
子どもにとって本当にベストな選択は何なのか、地域にとって子どもたちを一緒に育てていくために
どうすればいいのか、課題は山積です。そうした課題を皆が共有し、理解し、解決できる計画を創って
行く必要があると思っています。
家庭、学校、地域が一体となって将来ある子どものために出来ること、みんなで一緒に考えていきましょう。
2011年10月13日
こちらで県政報告をしてまいります
投稿者:目片信悟 テーマ:目片信悟の県政報告 コメントはまだありません
ホームページリニューアルに合わせて県政報告のページを作成いたしました。こちらのページで県政報告をしてまいりますので皆様どうぞよろしくお願いいたします。
2011年10月10日
お祭り大好き!スポーツ大好き!
投稿者:目片信悟 テーマ:地域の伝統的、文化財産の具体的活用 世界に向けて発信 コメントはまだありません
めっきり朝夕は涼しくなってきました。この季節になると、お祭りや運動会があちこちで開催されます。私の地域でも、昨日は地域の大運動会が住民の皆さん参加のもと盛大に開催されました。私も体育委員として、毎年この運動会にはお世話係として、また町内の代表選手!?として参加しています。
今年は、立場も変わりましたので周辺の地域からも運動会へのご案内を頂戴しましたが町内には他の種目に出る代表選手が少なく、かけ持ちする状態でしたので、残念ながらそれぞれの地域にはメッセージでお伝えしました。この運動会は地域住民の皆さんの親睦を深めたり、また身体を動かすことで健康増進を図ると言う意味では大変意義あるものだと思います。
また、こうしたことをきっかけに普段から健康を意識していただくことによって少しでも病気やケガをすることがないようになれば喜ばしいことではないでしょうか。
また今日のニュースで言っていましたが、中・高校生の時に部活動などをしている人とそうでない人とでは、年齢と共に体力の差がハッキリするという研究データが発表されました。極端な例では20歳近い開きがあるそうです。今後の医療を考えると、少しでも運動する習慣を持ち、出来るだけ規則正しい生活をおくる努力をしなければいけないと痛感しました。皆さんの健康は大丈夫ですか??
そしてまた今日は大津祭りがありました。毎年、大津祭の巡行の日が運動会と重なるため、なかなか参加できません。ただ、ご縁あって前にいた会社ではこの大津祭の山車の組立をお手伝いさせていただいてます。私の知り合いから、あるご町内で山車の組立をする人がいなくなったとのことで声がかかり、快く引き受けさせていただきました。以来、毎年この時期は大津祭り一色です。こうした伝統文化を守ること、そして後世に伝えること、また多くの人に知ってもらうことそうすることでこの大津の町が活気づくことが大事だと思います。ご覧になってない方は是非参加してください!
2011年10月8日
職人技!これはもう芸術だと思います。地域の活性化は人のチカラ!
投稿者:目片信悟 テーマ:独自産業の育成と雇用拡大の実現 コメントはまだありません
以前にも少し書きましたが、和装技法を使った絵画の実物を拝見してきました。
すごく細かい作業の中から最後にはあんな素晴らしい作品が出来るとは思ってもみませんでした。
正直、これなら新築祝いなど大切な人に送りたいと思うものだと感じました。
これは百聞は一見にしかず、実際自分の目で見るのが一番です。
そしてこうした伝統技法を使った、そして新しい文化を独自のブランドとして
広めていくことが地域の力をつけ、また活性化していくのではと思っています。
これは下にある下絵を上の作品にしたものです。
作者、坂下氏は京都室町で長年和装の職人として数々の作品を手がけてこられました。
最近、地域活性化についてフェイスブック等でも話題になっています。B級グルメや100円ショップ、近江牛フェスタなどさまざまなイベントで多くの人がこの滋賀を訪れていただきました。また、大河ドラマの影響で長浜の方では観光客も戻ってきたようです。
こうしたイベントは非常に重要且つ有効ですし、こうした集客できるものと組み合わせて息の長い活性化対策をとる必要があります。
私の持論は、キーワードとして「祭り・学生・伝統文化・商店街そして高齢者」です。これは私が勝手に考えていることなので、関係者の方に誤解を与えたら申し訳ないのですが、やはり人があってこその活性化です。
南草津がなぜ賑やかなのか、やはり学生が常時その周辺にいるからだと思います。そして彼らをターゲットにさまざまな取組が成されていくのだと思います。詳しく書くと長くなってしまうので簡潔に言うと「大学と商店街のコラボレーション」「キャンパスは周辺地域」という考え方です。
こうした資源や人財を有効に絡めていくことで良い街づくり、地域が出来るのではと思っていますが、みなさんはどうでしょうか?
やっぱりイケてない!?
2011年10月8日
9月定例会もいよいよ閉会日が近づいてきました。
投稿者:目片信悟 テーマ:独自産業の育成と雇用拡大の実現 コメントはまだありません
9月15日に始まった9月定例会もいよいよ閉会日を迎えるのみとなりました。
今回は一般質問が出来ず少々残念ではありましたが、12月にはしっかりと議場で発言したいと思っています。
今議会は特に高校再編についての議論が熱かったと思います。
確かに、私たちが今回の再編計画を知ったのは皆さん方が新聞紙上等でお知りになったのと、そう変わりない時期です。
そしてその内容について発表直前の説明で「県教委の意図することが見えてこない」と質しました。どのように聞いても単純な合理化、2つを1つに、それも長浜彦根だったら・・・・といった具合ではないのかと思うくらい、まあ定時制や専門高校についても??と思わざるを得ない内容だと感じましたね、
大規模校が良いのか?小規模校では良い教育が出来ないのか??活力と魅力ある学校づくりといった理由付け自体に少々無理があると私は思っています。今後の県教委の判断に注目です。
それから、多分閉会日の採決については翌日の新聞を賑わすでしょうね。再生可能エネルギーに関する調査費、そしてすでに取り下げた、意見交換会開催費用など補正予算で慌ててする事業なのか?という補正予算案についての議決です。
これは職員自体も???と首をかしげる、それも原案では500万円、その後おかしいと指摘すると460万円に、そもそも事業自体に問題があるのではと指摘すると360万円で再度提出されました。これっておかしくないですか?
今後のエネルギー問題は来年度当初予算でしっかり取り組むべきものだと思いますし、ただ、やってますよ~といったものではないと私は思っています。それならその500万円を太陽光補助ですぐに実効性あるものに使って、来年度以降に向けたエネルギーの可能性をしっかり調査研究した方が良いのではないでしょうか。
常任委員会ではそうした補正予算の動向もあり、財政を所管する総務・企業常任委員会では環境農政の状況を見極めながら審議しました。
また温暖化・流域治水対策特別委員会においても再生可能エネルギーが所管である低炭素社会づくり実現に向けての取組をしていることもあり、審議の過程においても話が出てきています。
いずれにしても、再生可能エネルギーはこれから出来るだけ早く実効性あるものにしていく必要がありますから、しっかりと議論しながら進めていきたいと思っています。